みなと用語辞典
普段聞き慣れない、専門的な港湾に関わる用語を解説しています。
(出典:数字で見る港湾2017[監修:国土交通省港湾局、発行:(公社)日本港湾協会])
- ホットデリバリーサービス
定曜日・定時でスケジュールを固定し、通開業務なども最優先で行い、本船荷役開始後2~3時間で貨物の引渡しを可能にするサービスのこと。
- ボートパーク
放置艇の大部分を占める小型モーターボートを主たる対象に必要最小限の施設や機能を備えた簡易な係留・保管施設。運河、水路等の既存の静隠水域を活用して整備される。
- 北極海航路
北極海航路は大きく2つあり、欧州からロシア沿岸に沿ってベーリング海峡に至る「北東航路」と、北極海の北米大陸側を通る「北西航路」がある。日本にとって「北東航路」は、これまでの欧州とを結ぶ「南回り航路」(マラッカ海峡及びスエズ運河経由)の6割程度の航行 距離であり、商業航路としての経済効果が大きいと想定されている。
- 防波堤
波浪から港内を保護し、港内の静穏を保ち荷役の円滑化、船舶の航行、停泊の安全及び港内施設の保安を図るため設ける施設のこと。港湾法第2条に定められる港湾施設である外郭施設の一つ。
- 防舷材
船の舷側の接触衝撃を防ぐために、岸壁などに取り付けられるもの。通常の岸壁ではゴム製のものが使用される。