みなと用語辞典
普段聞き慣れない、専門的な港湾に関わる用語を解説しています。
(出典:数字で見る港湾2017[監修:国土交通省港湾局、発行:(公社)日本港湾協会])
- ヴァーレマックス
ブラジル資源大手のヴァーレが建造を進める世界最大の40 万重量トン型鉱石船の船型のこと。2011年 5 月にシリーズ第一船となる 「Vale Brasil」(船舶諸元:全長362m、幅65m、満載喫水23.0m、重量トン数402,347DWT)を就航させている。ヴァーレが取り扱うブラジル産鉄鋼石は、主要な消費地である東アジア市場から遠く、ライバルの欧州の資源会社と比べ地理的に不利な状況にあるため、スケールメリットにより輸送コストを安定化させることを目的としている。
- 上屋
荷揚げした貨物や船に積込む貨物の荷さばきや一時保管を行うための施設で、通常、エプロンに配置される。貨物の保管を目的とする倉庫とは異なる。港湾法第2条に定められる港湾施設である荷さばき施設の一つ。
- 浮桟橋(ポンツーン)
船客の乗降や貨物を荷役するため船舶を係留する施設の一種で、箱型の浮体を用いたもの。潮位差の大きい所に設けられる。港湾法第2条に定められる港湾施設である係留施設の一つ。